Q1 漢方薬のエキス剤と煎じ薬はどう違うの?
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Q1 | 漢方薬のエキス剤と煎じ薬はどう違うの? |
煎じ薬とは漢方薬の構成生薬を煮つめたもの。 生薬で処方してもらい、自宅で一般には土瓶を使用して40分間ほど煎じてつくります。 煎じ薬の場合、症状や体質に合わせてきめ細かな処方内容の加減ができますので、エキス剤よりからだに合った漢方薬を調合することができます。 ただし、漢方治療の高い技術を必要とします。一方漢方エキス剤とは煎じ薬を独自の手法で乾燥させて飲みやすい形にしたものですが、内容が固定されているため細かないわゆるさじ加減ができません。こうした不自由な面を改善するために、単味のエキス剤もあり、それを使ってさじ加減(実際は加はできますが減はできません)する方法もあります。 当薬局では、当然エキス剤の場合には単味のエキス剤を使用して患者様のかただに合わせて調合しています。つまり煎じ薬と既製品エキス剤はコーヒー豆から入れるコーヒーとインスタントコーヒーの違いのようなものです。 注文服と既製服の違いと言ってもよいかと思います。エキス剤の場合の利点は、におい、手間暇、持ち運びの不便さなどがないことです。 |